集い
- 公開日
- 2019/11/18
- 更新日
- 2019/11/18
お知らせ
(校長講話の概要)
「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ我が衣手は 露にぬれつつ」
高学年の人は聞いたことがあると思います。
今、3年生も短歌を勉強していますね。
このまえ2年生の教室でも百人一首をやっていました。
小倉百人一首の一番最初の句です。作者は天智天皇です。
秋から冬に向かう時、
「秋の田んぼの横にある小屋に泊まってみると、屋根の隙間から冷たい空気が入ってきて、着物の袖をすっかりとぬらしてしまっているなぁ。」という内容です。
田んぼにいっぱいのお米ができ、きっと月に照らされて、その明かりでも稲穂が静かに揺れているのでしょうか。静かなとても静かな夜ですが、そっと冬が近づいてきていることが冷たい夜の空気で分かります・・・。というような景色を言葉にしたものだと思います。
これを残した人は天智天皇、今から1300年以上前の天王陛下です。日本の38代目の天王陛下です。ちなみに令和の天皇陛下は126代目です。
1000年以上前の日本の言葉を今も学校で大切にして勉強しているのです。
みなさんは学校ですごい歴史を勉強しているのです。
そのことを伝えたくて朝のお話にしました。
(5年生は、集い終了後、ミニ学年集会をしています)