ニュース、見ましたか! 7月8日のF組
- 公開日
- 2014/07/09
- 更新日
- 2014/07/09
F組より
「では、社会科の学習を始めます。ニュース見た人!」
先生のこの一言で、一斉に手が挙がりました。
Aさん「台風は、北に来ると弱くなるのが普通なのですが、今は日本近くの海水温が高いので勢力が衰えないまま日本に近づいています。」
先生の言わんとしていることを理解している生徒たちは、すぐに意見を出し始めました。
Bさん「予報では、木曜日の夜、中心が大阪付近に来ます。」
Cさん「その台風というのは、8号のことで、勢力が強いので沖縄では特別警報が出ました」
Dさん「それにつけ足しなんですが、2012年の和歌山県豪雨で大きな被害が出たので、2013年に新しく特別警報という警報がつくられました」
こうして、意見がどんどん深まっていく。教室に、ピーンとした空気が張り詰めました。
先生「みんなしっかり社会に目を向けることができていますね。特別警報というのは、多くの人の命にかかわる重大な災害が発生する危険が高まった時に発表されます。昨年つくられた警報が早くも発表されましたね。これからもニュースを見たり新聞を読んだりして社会の出来事に対するアンテナの性能を上げていきましょう。」
社会の出来事を自身のこととして受け止め考えて判断していくことは、中学生にとってとても大切なことです。でもそれは、短い時間に教え込むことではありません。F組では、日々の生活の中でこうした力を伸ばしていけるような取組みを続けています。