麦茶配付から感じる、学校のよさ・生徒の温かさ
- 公開日
- 2020/07/01
- 更新日
- 2020/07/01
お知らせ
本日から、熱中症対策の一環として、登校時に全校生徒へ麦茶を配付しました。
最初に登校した生徒たちから聞こえてくる声。「(麦茶を)取りたくないなあ!」なぜそんなことを言うのか理由を聞くと、「きれいに並べられた(約950本の)麦茶(の美しさ)を崩したくない」とのこと。生徒の心の美しさを実感しました。
少しすると、生徒と教師の会話から聞こえてくる声。
「〇〇君はかわいそうだな。だって麦茶嫌いだもん!」(生徒)
「持ち帰って家の人のおみやげにしてもいいんだよ」(教師)
「あっいいね。けど、〇〇君は飲めないなあ‥」(生徒)
「卒業生が記念品で贈呈してくれたウオーターサーバーの水なら、冷たくてバッチリだよ」(教師)
「そうだ。そのとおりだ」(生徒)
友達を思う気持ちからの教師とのやりとりで、互いに理解を深めていく自然なすがすがしさを実感しました。
少しすると、「一人3本だよ」と互いに冗談を言い合っていた生徒が手に取ったのは、麦茶ではなく「段ボール」。一体、何をするのだろう?すると、空になった段ボールを友達2人で崩し、たたんで隅に片付けていました。
みんなのために、気が付いたことを進んで行動する生徒の澄んだ姿に感銘しました。
学校が本格的に再開して1か月。学校とは、学力を育成するだけでなく、人同士が関わり合いながら、感性を磨き、思いやりや社会性を育む場所なのかもしれません。