学校日記

ちょっとカタイ話で2学期スタート!(始業式の話)

公開日
2014/09/01
更新日
2014/09/01

校長より

 夏休みが終わり、今日から2学期です。中学校の夏休みは、学年によって、過ごし方や夏休み中の気持ち、心構えがかなり違います。
o1年生の皆さんは、中学生としての初めての長期休業でしたが、きっと宿題と部活動で夏休みが終わったという感じでしょう。
oまた、3年生は郡大会が終わった後、部活を引退しましたから、たくさんの時間を有 効に使うため、多少の戸惑いを感じながらも「勉強しなきゃ」という気持ちになったことでしょう。
o2年生は、3年生に代わり学校や部活動の中心になりましたから、大きな責任を感じるようになっていると思います。
 いずれにしても、まずは、大きな事故もなく、全員が無事にこの2学期を迎えられたことを、本当に嬉しく思っています。

 さて、8月20日には広島で大きな土砂災害が発生しました。死者72人、行方不明の方もまだ2人います。昨夜まで幸せいっぱいだったのに、一夜にして大変な惨事になってしまったわけですから、災害の恐ろしさを感じました。新聞に載せられた一枚の写真が、今でも忘れられません。めちゃくちゃに壊れた家、救助活動をしている消防や警察の皆さん、その横でしゃがみ込み家族の救助を待つ女子中学生が写っている写真でした。
 一人だけ助かった女子中学生は、どんな気持ちで救助活動を見守っていたのでしょうか。その気持ちを考えるだけで苦しくなりました。その女子中学生の着ているTシャツの背中には「全中」と書いてありました。ちょうど、本校の女子卓球部の皆さんが全中に参加をしている時でしたから、余計に心に響きました。
 行方不明の方の一刻も早い発見、そして、早い復旧を心から願っています。

 さて、夏休み中には多くの出来事がありました。郡大会では男子卓球部の3位入賞、と女子卓球部の優勝。その後、女子卓球部は県大会・東海大会と優勝し、全国大会に2年連続して出場しました。さらには、2年生の海外派遣。また、武豊町が町になって60周年を祝う記念行事として「武豊ティーンズ・ミーティング」もありました。みんながたくさん応募してくれた「ありがとう」カレンダーの選定や編集も終わり、間もなく完成してきます。
それぞれの場でみんなががんばり、多くの“はつらつさ”つまり富貴中生らしさを見せてくれました。結果や成果が問題ではなく、どう努力してきたのかを、もう一度振り返ってほしいと思います。

 2学期は始まりましたが、大きな行事がすぐにやってきます。すでに、3年生は応援の練習等に取り組み始めています。いつまでも、夏休み気分でいてはいけません。明日は実力テストがありますし、半月後には学校祭も待っています。気持ちを切り替え、スタートダッシュです。
 これまでにも何度か繰り返してきましたが、富貴中生として2学期も素直さを忘れずにがんばってほしいと思います。2学期は「変化」の学期です。大きく成長できるように、大いに力をつけ、そして、大いに力を発揮しましょう。