5/27 2年生 第30号 家中ピカピカ大作戦2
- 公開日
- 2020/05/28
- 更新日
- 2020/05/28
2年生
みなさん,こんにちは。高橋です。
前回は,3年生のブログで中学校の理科とそうじ(掃除)について話しましたが今回は2年生のブログでその続きを話したいと思います。
みなさん「重曹」は知っていますか?
3年生は当然知っていると思いますが,2年生のみんなはこれから学習することなので楽しみにしてください。
「重曹」=「炭酸水素ナトリウム」です。(2年生の教科書の分解のところで出てきます。)
炭酸水素ナトリウムを加熱すると3つの物質が分解されます。
炭酸水素ナトリウム→二酸化炭素+水+炭酸ナトリウム です。(3年生は絶対覚えておいてほしい!!)では,炭酸水素ナトリウムを水に溶かすと何性になるかわかりますか?
答えは,弱アルカリ性です。(これも3年生は絶対覚えておいてほしい!!)
この炭酸水素ナトリウム,割と身近な物質で食べ物のホットケーキミックスなどに含まれています。あと,前回の「クエン酸」同様薬局やホームセンター,100円ショップなどで掃除の用具として売っています。
では,なぜ重曹が掃除の道具として使えるのかということを話したいと思います。基本的な考えは前回と同じです。
酸性とアルカリ性のものを混ぜると汚れは落ちます。(これは,3年生の理科の中和というところに関係してきます。)
つまり,弱アルカリ性の重曹は,酸性の汚れに効果的だということです。
では,酸性の汚れとは,どんな汚れなのか?
「油汚れ」や「皮脂汚れ」です。
電子レンジやガスレンジに付いた油汚れやYシャツについた皮脂汚れは,重曹を水で溶かした重曹水を付けて擦ると落ちやすいです。
あと最近は,重曹以外にもこんな商品を見たことありませんか。「セスキ炭酸ソーダ」「アルカリ電解水」100円ショップやホームセンターに行くとだいたい重曹と同じところにあります。
「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「アルカリ電解水」のちがいはアルカリ性の強さのちがいです。
(小)重曹<セスキ炭酸ソーダ<アルカリ電解水(大)の順でアルカリ性が強くなります。
つまり,重曹よりセスキ炭酸ソーダ,セスキ炭酸ソーダよりアルカリ電解水の方が,頑固でしつこい油汚を落とすのに効果的だと言えます。
家のお手伝いの参考にしてもらえると嬉しいです。