5/15 3年生 第21回 「宇多田ヒカルと『平家物語』は繋がっている!?」
- 公開日
- 2020/05/18
- 更新日
- 2020/05/18
3年生
さあ、3年生のみなさん!「平家物語」の冒頭言えますよね?あれだけ、去年必死に覚えて、頑張ったのですから、大丈夫でしょう。不安な人は、三密を避けた状態で友達と言えるかどうか試してみて下さいね。
覚えていなかった人は下の( )だけでも思い出してみて下さい。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ( )
たけき者もつひには滅びぬ
ひとへに( )
さて、タイトルに「宇多田ヒカル」を出しましたが、みなさん彼女は何者ですか?そうです!歌手です。
では、「平家物語」の冒頭に描かれている思想は何でしたか?そうです!無常観です。
歌手と無常観。この2つが繋がりは何なのでしょうか?
「無常」とは、「常では無い」ということです。つまり、「無常観」とは、どんなものも同じ状態は永遠には続かず、必ず変わっていくということ。とてもはかないものだと言っているのです。「平家物語」の冒頭には「常では無いもの」の比喩として、いくつか挙げられています。その中の2つ、上の( )に当てはまるものが、宇多田ヒカルの曲に出てくるのです(ぜひ、宇多田ヒカルのどの曲に「平家物語」が入っているのか探してみて下さい)。
歌手である宇多田ヒカルが「平家物語」の冒頭に何を感じたのか、私はもちろん分かりません。ただ、何かを感じ取ったからこそ、何かの繋がりを感じだからこそ、自分の曲の中に取り入れたのだと私は思います。自分との共通点があっからなのか、なるほど!と納得できたからなのか、音のリズムが良かったからなのか......。答えは分かりませんが、私はこの2つが繋がっていると知った時、面白いなあと思ったのを今でも覚えています。
宇多田ヒカルと「平家物語」のように、全く繋がっていないように見えるものでも、何か繋がりがあると不思議と覚えているものです。勉強でもそうです。同じ教科の中で繋がりがあることはもちろん多いですが、違う教科でも繋がりはあると思います。国語で学ぶ「平家物語」は、社会科で学ぶ鎌倉時代と繋がってきます。国語で学ぶ「随筆」と理科で学ぶ「脊髄」は漢字を間違いやすいですよね。
ちょっと難しいことでも、何か繋がりを見つけて考えてみて下さい。今まで知らなかったことが繋がった時、きっと何か感じるものがありますよ。時間がある時だからこそ、たくさんのものに触れて、たくさんの繋がりを発見してほしいなあと思います。
では、最後に写真に出てくる本の繋がりは何でしょう?わかった人はいつか私に答えを教えて下さい(^^)
ちなみに私はこの本が大好きです!(写真1・2枚目)
では、この辺で失礼します!
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今回の記事は誰が書いたかもちろん分かりますよね?
そう、新井先生(現在育休中)です!
新井先生からの問題、是非考えてみてください!そして答えを教えてください。
(笠井先生も問題の答え気になってるみたいです〜〜〜〜!)
3年生 ホームページ担当 水谷