さて、リズムに合わせて、何人で練習しているのでしょう?
- 公開日
- 2020/07/04
- 更新日
- 2020/07/04
お知らせ
下の写真(できたら1枚だけ!)を見てください。指揮やそれぞれの音色に合わせて、吹奏楽部は何人で練習しているでしょう? 4人?5人? ぜんぜん違います。
2枚目の写真を見てください。コロナウイルス感染拡大防止のため、この日、吹奏楽部は音楽室だけでなく、各教室を使って、クラリネットやサックス、トランペットなどのパートごとに分かれて練習しました。そのため、生徒約30人の演奏練習です。
では、その30人が音を合わせて練習はしないのでしょうか? いえいえ、そうではありません。
3枚目の写真を見てください。顧問が、校内全館から聴こえてくる約30の音色を放送室で聴きながら、指揮をし、パートごとや一人一人に校内放送でアドバイスするのです。
部屋が違うため、自分のパート以外の顔は見えないものの、楽器から奏でられる音と、合わせようという心が1つになっています。
職員室では、各教室の全方向から流れてくる、1つに重なり合った曲を聴くことができ、まさに「オーケストラ会場」にいるような雰囲気です。
練習している曲「アンナの見る夢」は、8月の吹奏楽コンクールで発表する予定でしたが、中止になってしまい、生徒も顧問もみんな残念な気持ちです。
しかし、吹奏楽部の生徒は、自分たち自身が音楽そのものを楽しむという本来の目標に向かって、毎日練習し、活動しているのだと感じました。
家に帰って、その曲の美しさを思い出し、感動の涙を流しながら、夜、おしゃれにワインでも飲みたい気分です。